小樽の街角

夏休みで北海道の小樽へ来た。小樽に来るのは随分と久しぶりだ。避暑に来たつもりだったけど、北海道は連日記録的な暑さで東京より暑いと感じた。日中、外を歩くのは非常に辛い。すでに夏休みが終わっている学校は休校や午後半休になったとテレビのニュースで伝えていた。多くの学校に冷房施設がないのがその理由だが、ニュースでは家に帰ってもクーラーのない家庭は北海道には多いとも伝えていた。

写真は、小樽駅からすぐ違くの都通り商店街。北海道で(小樽ではなく)二番目に古いアーケード付きの商店街とのこと。こう暑いとアーケードがあるのがありがたい。ただお店は、結構扉が開けっ放しで、やはりここでもクーラーがないお店が多いのかな?

 

小樽は散歩が楽しい。古い建物をいかしてお店にしていて、建築好きにはたまらない。

松田ビルは、旧三井物産小樽支店 で、昭和12年(1937年)築。現在もオフィスビルとして使われていて、一階には、喫茶店が入っている。

 

三菱銀行小樽支店は、1922年(大正11年)の建築で、現在は、小樽運河バスターミナルとなっている。一階には、フードコートとお土産さんも入っている。ここは冷房がきいている。小樽散策中の逃げ込み場所として重要。

かつて北海道随一の港湾都市であった小樽は、金融機関や商社、海運会社が林立し、戦前の重厚な建築や倉庫がたくさん残っている。それを活用して残しているのが、本当に素晴らしい。

 

奥は、旧三井銀行小樽支店。現在は、ニトリグループが運営する小樽芸術村の一角を占めていて、手前の公園にアートなオブジェがあった。

 

旧第一銀行小樽支店。大正13(1924)年建築で、現在は洋服工場とのこと。第一、三井、三菱、北海道拓殖、安田とかつては主要な都市銀行の支店が多数あったが、現在は全て小樽から撤退している。

 

西洋建築だけではなくて、和の建築の美しさもたまらない。奥で繋がっている家屋、暖炉なのか煉瓦の煙突もなんとも言えない風情を醸し出している。

 

南小樽駅と手宮駅を結んでいた貨物線の手宮線の廃線跡。線路上で写真が撮れるので、観光客がたくさん。

 

こんな笑っちゃう建築も。

 

ピザの配達がオートバイではなく、車?ちょっとびっくり。

 

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