建築
2023年末に、そう言えば五反田TOCビルが2024年3月で閉館だよなと思い、ちょうどミート矢澤にランチに来ていたので、歩いて行ってみることに。ちなみに五反田駅からは、無料のシャトルバスも出ていた。 五反田ダンジョンと呼ばれ、地下から地上13階まで迷路の…
善光寺参道も大門あたりからは、昔ながらの佇まいの雰囲気がさらに強まる。昔の建物をそのまま利用しているものもあれば、近代建築を昔風な外観にしているものもある。こちらは、なんとも味のある郵便局。 北野文芸坐。こちらは昔風に建てた近代建築。歌舞伎…
上田映劇に続き、この旅二つ目の奇跡の映画館。館内は、かなり綺麗に改装されているけれど、創業は明治時代の芝居小屋に遡り、今も現役の映画館であるのが長野相生座・ロキシーだ。所有者が変われど、同じ場所で上映し続けている。そして、驚きの木造建築。…
宿に着いた頃は、はらはらと雪が舞っていた。雪の風情もまたよし。今宵の宿は、有形文化財指定の宿。古い建物好きなので、時代を経た空間に滞在できるのがとても嬉しい。大正6年創業の旅館花屋だ。この頃の建築は、和洋折衷で独特の意匠がまた素晴らしい。 …
信州最古の温泉である別所温泉は、信州の鎌倉としても知られている。鎌倉時代の北条氏の一門である塩田流北条氏が別所を含む塩田平一帯を再興させ、当時の面影が随所に残っているからだ。 別所温泉の中心である北向観音の参道は、モダンなお店もできているが…
安楽寺の黒門。「崇福山」は、安楽寺の山号。寛政4年(1792年)に建てられた門。 杉、翌桧の並木道の奥に階段と山門。美しいアプローチが続く。 立派な鐘楼と奥に建つ本堂。左手に国宝に続く木戸口があり、そちらで料金を払う。大人一人三百円。 国宝へと通じ…
北向観音堂が建立された天長2年(825年)、三楽寺(長楽寺、安楽寺、常楽寺)の一つとして建立された。 長楽寺は、焼失し現存しない。常楽寺が北向観音の本坊とされている。 茅葺屋根の本堂。凛とした美しさよ。 樹齢350年と言われる御舟の松。宝船の形に見…
別所温泉に着いて、宿に荷物を預けてから散策。常楽寺に向かっているとその手前に背の高い木が門のように立ち、その奥に鳥居があった。別所神社の案内板に導かれ進んでいくことに。 木製鳥居には、「本朝縁結大神」 とあり、縁結びのご利益がある神社。さら…
大正6年(1917年)創業の映画館。もともとは芝居小屋だったが、昭和に入ってから映画上映に中心に。幾度かの閉館の憂き目に遭いながらも、市民の熱い思いで復活を遂げ、今も映画の定期上映が続いている。 大都市圏以外は、都市の中心部ではなく、郊外のシネ…
黒田清輝の代表作である「読書」、「舞妓」、「智・感・情」、「湖畔」をゆっくりご鑑賞できる黒田記念館特別室は、年3回、新年、春、秋に各2週間、公開されている。そして、入館無料。遺産の一部を美術の奨励事業に役立てるよう遺言したその精神が今も生…
伯爵の邸宅にお招きいただき、ゴージャス空間でのなんとも贅沢なディナーを満喫させていただいた。 昭和2年に小笠原長幹伯爵の邸宅として建てられたスパニッシュ様式の館。歴史的建造物な大好きな僕としては、以前からずっと気になっていたのだが、今回ご招…
小樽芸術村のメイン館。規模は小さいが、素晴らしいコレクションで、この美術館のためにまた小樽を訪れたいと思った。 建物は、旧北海道拓殖銀行小樽支店。1923(大正12)年の建築で、小林多喜二もここで働いていたそうだ。拓銀が破綻してから、ホテル・ヴィ…
初めて小樽を訪れた際は、三井銀行小樽支店として現役で営業していた。その後2002年まで小樽市最後の都市銀行として営業されていた。こんな美しい建築の銀行だったら、用もなく来てしまいそう。2022年に国指定の重要文化財に指定された。床も天井もカウンタ…
北海道を代表する企業のニトリグループの関連組織である公益財団法人似鳥文化財団が運営するのが小樽芸術村だ。かつての小樽の繁栄のシンボルである歴史的建造物を美術館として再活用している。これは、本当に素晴らしい取り組みだと思う。 全部で四施設あり…
その名の通り、館内展示の全てがステンドグラスの美術館。こちらは、1923年(大正12年)建築の旧高橋倉庫と1935年(昭和10年)建築の旧荒田商会ビルを繋げて一つの展示エリアとしている。二階建てで一部吹き抜けになっている。教会の内部を模した展示エリア…
日本銀行旧小樽支店。現在は、金融資料館になっている。かつて北のウォール街と言われ繁栄を極めたエリアに今も威風堂々と聳えるのは、辰野金吾とその弟子・長野宇平治らの設計の建築。辰野金吾と言えば、東京駅に代表されるように赤煉瓦の建築のイメージが…
小樽駅から函館本線に乗って余市へ。小樽ー余市間は全て無人駅だった。普通列車や特急で北海道の路線は結構乗ったことがあるのだけど、函館本線の小樽ー長万部間は乗ったことがなかったのでちょっと楽しみだった。 学生さんが結構乗っていて、そこそこ列車は…
昭和9年建築の現・小樽駅舎は、旅情あふれる素敵な外観だ。 駅構内には、北一硝子のランプがたくさん飾られており、これがまた小樽っぽさが出てていい。構内には、みどりの窓口、観光案内所、コンビニ、土産屋、カフェなどがあり、それらは新しく綺麗。 小樽…
小樽を代表する観光ストリート。小樽運河にも近いし、寿司屋通りにも近い。ただ小樽駅、南小樽駅からはちょっと遠い。札幌からの日帰り観光客や海外団体旅行のバスもこの近くに停まるので、たくさん集客できている。通りには、小樽を代表する工芸品や東京で…
久しぶりの小樽。これまでは札幌から日帰りだったので、夜の小樽は初めてだ。風情ある古い洋館が多い小樽は、ライトアップされた建物群が美しく、夜こそ滞在すべきだね。そんな歴史ある建物が数多い小樽。建物を壊すことなく、さまざまな形で有効活用してい…
小樽運河は、圧倒的に夜の方がいい。ライトアップされた倉庫群が水面に映る姿は、綺麗だなあ。ガス灯も灯るのでやはり夜がいいねえ。 夜も遊覧船に乗れるのね。夜になって日差しはなくなったけど、気温はそれほど下がらず、暑い。汗は止まらない。 運河に沿…
一時は埋め立ての話もあったそうだけど、残して良かった小樽運河。小樽を代表する観光スポット。ただ実際は、半分道路と歩道のために埋め立てられていて、造成時よりは半分細くなっている。この先、ちょっと歩くと埋め立てられていない幅40メートルの運河と…
夏休みで北海道の小樽へ来た。小樽に来るのは随分と久しぶりだ。避暑に来たつもりだったけど、北海道は連日記録的な暑さで東京より暑いと感じた。日中、外を歩くのは非常に辛い。すでに夏休みが終わっている学校は休校や午後半休になったとテレビのニュース…
今秋開業する虎ノ門ヒルズステーションタワーの竣工に合わせて、東京メトロの虎ノ門ヒルズ駅が一足先に完成した。駅としてはすでにオープンはしていたけど、ずっと並行して工事中だった。 ホームは島式ではなく、かつ改札口がそれぞれ別だったので、行き先の…
竹原ピストルのライブ。たった一人の弾き語りステージは、唯一無二の圧巻のド迫力。本当は、Zepp DiverCityでのライブチケットを持っていたのだが、コロナ禍で中止。コロナ禍でチケットを持っていてライブが中止・延期となったのは竹原ピストルで2度目だった…
新しくなった八重洲のヤンマービルが未来チックでかっこいい。特に夜景がグッとくる。建て替えられて、オフィスビルだけではなく、ギャラリーや飲食店などの複合施設となった。施設は、ヤンマーの耕運機をスタイリッシュにデザインしたクリエイティブディレ…
世界貿易センタービルの取り壊しがほぼ終わり、モノレール浜松町駅舎だけが現代美術館の建築みたいに取り残された。千葉にあるホキ美術館みたい。 突き出た部分が、後から増築した部分。よく見ると、貿易センタービルにぶつからないよう湾曲している部分があ…
ここも復元されたエリアなのだけど、大陸式庭園から日本様式へと移行された最古の庭園らしく、現在の日本庭園のルーツとなる遺構とのこと。 杯が水路を流れる間に歌を詠む「曲水の宴」のための遣水もあった。平泉の毛越寺でも見たな。 今は建物を復元し、木…
夜の平城宮跡歴史公園へ。 ライトアップされた朱雀門。1998年(平成10年)に復原された。すぐ裏手に近鉄奈良線が走っていて、その向こうに太極殿などが復元されている。今後どこまで復元されるのかな?復元された建物は、平城宮跡が世界遺産に指定されてから…
ここずっと来たかったんだよねえ。 奈良市役所のロビーにある平城京の復元模型。想像してたより大きくて、見入ってしまった。古代の都市計画、面白い。往時を「1000分の1」サイズで再現し、その大きさは東西8.3m×南北6.4mある。羅城門から平常宮へと伸びる…