安楽寺 <別所温泉> 国内最古の禅宗様建築にして、現存唯一の八角塔である国宝・八角三重塔

安楽寺の黒門。「崇福山」は、安楽寺山号。寛政4年(1792年)に建てられた門。

 

杉、翌桧の並木道の奥に階段と山門。美しいアプローチが続く。

 

立派な鐘楼と奥に建つ本堂。左手に国宝に続く木戸口があり、そちらで料金を払う。大人一人三百円。

 

国宝へと通じる道。小高い丘の上に建っている。

木立の間から見えるその姿は、美しく、周辺と調和している。

 

1290年代(鎌倉時代末期)には建立されていたとされ、国内最古の禅宗様建築、かつ現存唯一の八角の三重塔だ。初重に裳階を持つ。屋根の反り具合が美しい。別所温泉安楽寺を知らずとも、この塔は有名だ。別所温泉に来たのは、温泉よりも、この塔があったからだ。ずっと訪れたいと思っていたので、嬉しい。700年ここにあるって、やはりすごいよなあ。古い建物と対峙すると、これまでここを訪れた人が何を思い、何を感じたのか、想像するのがとても楽しい。

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