余市SAGRA 料理人の食材と料理への愛情をひしひしと感じる素晴らしいレストランで怒涛の旬の雲丹づくし

余市駅からタクシーで10分ほどで本日のお目当てのレストランに到着。唯一無二の味を求めて日本中から食通が訪れる余市SAGRAだ。木材を使った風情のある建物が田園のなかに現れる。

料理人の食材と料理への愛情をひしひしと感じる素晴らしいレストラン。一皿一皿、丁寧に食材と料理を説明してくれる。その時の情熱がすごい。地元の食材をふんだんに使い、驚きの組み合わせが生み出す想像を超えた美味しさに感動する。

隣にワイン用の葡萄畑もあった。

 

コーンパン。焦がし醤油の香りがたまらない。大通公園の夏の風物詩、とうきび売りを思い出してほしいとのこと。豚の脂もいいアクセント。実は、玉蜀黍は苦手なんだけど、感動的に美味しかった。

 

トマトのガスパチョ。メロンとゴーヤの酢漬けが入っている。ゴーヤの苦味が夏の暑さに良い。

こちらは、トマトのガスパチョを食べながら愛でる観賞用トマト。こういうプレゼンテーションも心憎い。

 

鮎がパンに包まれ、こんな形で出てきた。小樽の名物の蒲鉾巻きをイメージしたそう。
この下のソースに付けてまるごといただく。胡瓜と西瓜と牡蠣のソース。

 

焼き鯖。鯖だけでもとっても美味しいのに、葡萄と玉ねぎのソースがかかっている。鯖と葡萄が合う。驚いちゃう。

 

ワインペアリングは、おまかせでブラインドテイスティング

パンも美味しい。

 

蛤と血止め草のパスタ。文字通り、止血の効能がある野草。初めて食べた。

 

 

パンにトマトを吸わせた料理。独特の食感。スペインのパン・コン・トマテを思い出した。

 

そして後半は、怒涛の雲丹づくし。8月は、積丹・小樽近辺の雲丹がまさに旬だ。

まずは、余市産の雲丹。ホッキ貝ととうきびのリゾット。

 

古平産の雲丹。下にとうきびのおにぎり。とうきびカリカリとした食感。

 

美国産の雲丹をズッキーニで包んでフリットに。サクっ、フワっで美味い。

 

ブルーベリーは、奥様が食べ方を披露。一粒一粒手で摘むのではなくて、このまま一気に全部口に流しこんで食べる。ブルーベリーの味が口いっぱいに広がり、まるで大きな果実を食べているかのよう。

 

手を出してと、食パンを載せられ、その上にバフン雲丹をこれでもかと。黒いのは昆布。口のなかでとろける。

 

 

最後は紫雲丹。自家製パスタとともに豪快にすすって食べてと。香りが鼻に抜ける。

 

デザートは桃バーガー。こちらも豪快に白桃の輪切りが挟まれている。

 

最後にブラインドテイスティングしていたワインを一気に紹介。シェフが一本一本丁寧に、熱く語ってくれたよ。それにしても余市ワインだけでこれだけの種類と品揃えができてしまうことにびっくり。

 

ここだからこそ食べられる旬な食材と、料理人の情熱がこもった驚きの食材の組み合わせ、地元のワイン、奥様の素晴らしいサービスホスピタリティが本当に素晴らしく、多くの人を魅了して、ここまで惹きつけているのだなあと実感。

オーベルジュになっているので、宿泊も可能。朝食もすごいらしいね。

また季節によって食材がガラッと変わるので、違う時期に訪れても新鮮な驚きがありそう。

 

帰りのタクシーも呼んでいただき、シェフが丁寧に見送りしてくれた。余市から小樽に帰る列車は、1時間に一本しかないので、間に合って良かった。ちょっと早めに駅に着いたが、余市始発だったのか、すでに列車は来ていて、暑い待合室で待たずに済んだので良かった。

 

本当に素晴らしい体験で、また別の季節に訪れたいな。

 

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