シネコンが主流になってから、映画は封切りされたその週か翌週くらいに観ないと、どんどん小さなスクリーンに移ってしまう。SF超大作は、できるだけ大きなスクリーンで観たいもの。「エイリアン:ロムルス」も公開からちょっと経ってしまったので、小さいスクリーンで上映するところばかりになっていた。本当は、日比谷で観たかったけど、六本木のTOHOシネマズのスクリーン7という都内でも有数の大きなスクリーンで上映されていたので六本木ヒルズへ向かう。
金曜の夜だというのに、六本木も昔ほどの賑わいはないねえ。バブルの時は、タクシーを拾うのも大変だった。
「エイリアン:ロムルス」は、一作目の傑作「エイリアン」の直後の物語で「エイリアン2」より前の話となる。第一作へのオマージュと言えば聞こえは良いが、完全なる焼き直し。これまでの作品を観ている人には、オマージュ的なシーンをたくさん発見できる。一番は、アッシュの再登場だ。第一作で演じたイアン・ホルムは、すでに故人。ロボットやCGの技術で蘇らせたもの。アンドロイドが物語のキーとなるのは、シリーズを通してずっと受け継がれている。それは、それでいいのだけど、さすがに何か新しいものが欲しかった。
帰りに見つけた自転車の駐輪場。こちらもSF映画の宇宙船っぽい。なんかすごいね、六本木。自転車を取り出す時、中が回るのかな?