9月9日の「重陽」の節句にちなんだお菓子で、重陽の時期の三日間のみ販売される栗のお菓子。歳時に合わせてその期間、それも三日間だけなんて、虎屋は、やっぱりすごいなあ。
普段は、銀座7丁目の虎屋で買うことが多かったのだけど、ビルが建て直されて、店舗が4階、入口も裏通り側になってしまい、カフェのみなのか、菓子販売もされているのかが分からなかったので、帝国ホテル地下のお店に。栗のお菓子を買う5分くらいだけなのに、素晴らしい接客で、流石虎屋は違うなあと実感。今度もここに買いに来よう。
形も可愛いけど、刻んだ栗もたくさん入っていて、上品な甘さの栗餡がとっても美味しかった。こんな美味しいお菓子が三日間だけの販売だなんて、もったいなさすぎる。お茶にもコーヒーにも紅茶にも合うよ。
そして、このお菓子、初出は、文化10年(1813年)だって。そんな昔から、こんな美味しいお菓子あったの?まあ、原材料は今とは全く同じではないだろうけど。驚き。
関東と関西では、別のお菓子が売られていたみたい。来年の重陽が楽しみだ。