長野相生座・ロキシー 国内最古級の現役映画館

上田映劇に続き、この旅二つ目の奇跡の映画館。館内は、かなり綺麗に改装されているけれど、創業は明治時代の芝居小屋に遡り、今も現役の映画館であるのが長野相生座・ロキシーだ。所有者が変われど、同じ場所で上映し続けている。そして、驚きの木造建築。初上映作品は、リュミエール兄弟のシネマトグラフだというから、もう映画の歴史そのものだよね。

 

権堂アーケード街の途中にあるけど、映画館自体はアーケードからちょっと奥まったところにあるので雨の日は濡れちゃう。建物の前は広場になっているので、映画館全体が見渡せる。結構、渋い映画を上映しているので、近くのシネコンとも上手に棲み分けして、これからも上映し続けてほしいなあ。次回、長野を訪れる目的の一つに、この映画館で映画を観るというのもいいかもしれない。

 

長野県には、上田市の上田映劇、長野市の相生座・ロキシーの他に塩尻市の東座もあり、現役映画館建築の宝があるね。長野駅近くの千石劇場も戦後のコンクリート建築だけど、昭和25年築の激渋劇場だ。

 

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