善光寺参道も大門あたりからは、昔ながらの佇まいの雰囲気がさらに強まる。昔の建物をそのまま利用しているものもあれば、近代建築を昔風な外観にしているものもある。こちらは、なんとも味のある郵便局。
北野文芸坐。こちらは昔風に建てた近代建築。歌舞伎座を模し、芝居小屋風だけれど公演は、落語が多いみたい。
THE FUJIYA GOHONJIN
竹風堂のレストランの窓から見えた石造りの建物。本当は、お昼をこちらで食べたかったのだが、この日は、婚礼の貸切営業だった。
名前にも残っている通り、もともとは江戸時代の参勤交代の大名向けの本陣。江戸時代が終わり、参勤交代がなくなると、大正14年(1925年)、国宝・善光寺仁王門の再生建築に指名された、 越前宮大工・師田庄左衛門の手によって 大正ロマンティシズムが薫る和魂洋才の館に生まれ変わったとのこと。いやぁ、渋くて痺れる建築だ。ここで食事したかったなあ。現在は、宿泊はできず、イタリアンレストランと結婚式・披露宴がメインの事業体になっている。
仁王門より手前は、ちょっと閑散としていたが、それを超えると一気に賑わう。ちょっと出店しているお店は、原宿の竹下通りっぽい感じで、若い人(修学旅行みたいな)ターゲットなのかなあ?。
仁王門を越え仲店通りに入ってくるとスイーツやお土産屋さんがたくさん。昔ながらのお土産(ペナントとか)もまだまだ健在だけど、食べ歩きフードのお店がすごく多い。
京都みたいにスターバックスも街並みに溶け込んでいる。
ガイドブックや観光パンフレットに載っている善光寺は、この正面だよね。1707年建立。国宝に指定される木造建築としては4番目の大きさとのことだけど、初めて見た時は、思っていたより小さいなと感じた。しかし、この建物のすごさは、奥行き。横から見たら、その大きさに圧倒されて驚いた。
白昼堂々盗まれたびんずる尊者の像は、ちゃんともとの場所に戻っていた。本堂地下には、真っ暗な中を進むお戒壇巡りもある。
後方から側面を見るとこんな感じ。こっちから見た方が大迫力。
周辺の木や灯籠も大きい。善光寺に来るのは、3度目なんだけど、変わらずそのままの姿で何度も会えるのは、感慨深い。こちら側だけ年をとってしまうけれども。
善光寺境内の授与品所・納経所(御守、おみくじ、御朱印、法要など申し込む施設)にファッション・セレクトショップのBEAMSとコラボした商品(トートバッグ、御朱印帳など)も販売されていた。こうした新しい取り組みもされているんだね。