以前、食事に来たことはあったけれど、ずっと泊まってみたいと思っていた奈良ホテルへ宿泊。さすがの風格の建物も圧巻だが、ホテルスタッフの皆さんの対応も素晴らしく、滞在中とても気持ちが良かった。
ホテルに到着したのは14時頃。タクシーから荷物を受け取ってくれたスタッフがそのままフロントへ行き、「チェックインは15時ですが、お名前は」と聞いてくれ、その場で確認、「お客様はアーリーチェックインできます。もうお部屋準備できていますので」とすぐに部屋に案内してくれた。
鍵をフロントに預けて外出して、戻ってきた時もチェックインに対応してくれたスタッフが顔を見て、さっとフロントの担当者に名前を告げて、鍵がスムーズに渡されるなど連携プレーも心地よい。
部屋に案内される時もこちらの何気ない会話に対して、この建物のこれはこうした由来ですなど説明してくれて、とても丁寧。
今回宿泊した部屋。本館デラックスガーデンビュー。明治の雰囲気そのままに、調度品やバスルームはリファービッシュされていて快適だった。
クラシックホテルは、大好きなんだけど、やはり気になるのはバスルームの水回り。こちらの部屋は、最新ホテルと変わらなくて超快適だった。
部屋にあったお茶がとっても美味しかった。香りも味わいも僕好み。
本館の建築は、東京駅や日本銀行本店などを手掛けた辰野金吾。辰野金吾は、石と煉瓦のイメージが強いけれど、こうした木材をふんだんに利用した和建築も素晴らしい。
2階へと通じる階段。途中の踊り場で捻るラインが絶妙な高さ。
吹き抜けの天井から吊り下がる照明は、レトロというよりもはやモダン。
2階は、渡り廊下の部分があり、吹き抜けとあいまって、とても広々とした空間を演出している。絵画もたくさん飾られている。
明治・大正にタイムスリップしたかのようなロビーラウンジ。
アインシュタインも弾いたピアノ。
テーブルが碁盤や将棋盤に早変わり。引き出しに碁石や将棋の駒が格納されている。
夜のラウンジ。
朝食は、メインダイニングルーム「三笠」で。芸術品の中で食事をする感じ。もう入っただけで最高の気分。以前、食事だけしに来たことがある。
和食と悩んだけど、洋食に。卵料理のエッグベネディクトのタルタルソースが奈良漬入り!
柿のジャム、とっても美味しかった。
なにからなにまで素晴らしくて、次回の奈良滞在も絶対に奈良ホテルにしようと思う。