今回、奈良に来た一番の目的は、ミシュラン二つ星レストランakorduでのディナー。予約が取れたのよー。
東大寺の境内に隣接する素晴らしい場所にあり、シンプルながら上品な店内は、アマン・リゾートに来たようなとても快適で美しい空間。
モダンスパニッシュ料理なので、ワインとペアリング。ワイン好きだけど、あまり詳しくないので、ペアリングがあると助かる。
メニューは、テーブルに置かれた名刺大のカードに書かれている。お店のスタッフが料理が運ばれて来る前に一枚めくってくれる。食材だけ書かれているものもあれば、テーマのような言葉が書かれているものもあり、どんなお料理が次に出てくるのか想像しながら待つ楽しみがある。
春ごぼうの温かいスープは、微笑んでいるような表情。セロリはジェラート風になっていて、温かいものと冷たいものを交互に食べてと、食べ方も斬新。
お店のイニシャルが入ったパン。パンがもう、卒倒するくらい美味い!オリーブオイルも絶品。
分解再構築
菊芋と奈良卵のトルティージャ。地元の食材を使った驚きの組み合わせに視覚も味覚も刺激された。
ヤマトポークのサルサベルデ
パンがどれも本当に美味しいの。
ミズヌルム
奈良県の野菜をふんだんに使い、春の訪れを表現。
ペアリングには、日本酒も。奈良のお酒、篠峯。
種類の違うパンが楽しめ、そのどれも美味しい。
塩鯛のブランダーダ
カタルーニャ地方の料理でお魚のパテのよう。海のものと野菜の調和。
ペスカードアサード 若い豆としょうが。海と大地の産物の融合が本当に素晴らしい。
大和牛 冬の名残と芽吹くもの
ちょっと苦味のきいた早春の山菜のフリットを添えて、メインの大和牛を堪能。
ケソとカリン デザート前の口直しもパンチがきいている。
ティラミス・アマリージョ
水面の月 すみれの海
もうこれは食べる香水。
和紅茶とマカロン
こちらの料理を求めて日本中から客がやってくる。隣のテーブルも、関東から来てた。 料理で幸せな気分になり、お店を出ると夜の世界遺産。なんとも贅沢な体験。 次の奈良旅行の際も絶対に訪れたいな。