ディナーは、富士屋ホテルのメインダイニングでフランス料理。目にも鮮やかな料理、柔らかいフィレ肉も、スープもデザートもとっても美味しかった。料理でも有名だけれども、明治時代の擬洋風建築の傑作の建物の中でいただけること自体が最高の体験。 天井の絵、欄間の彫刻、ヒーターの意匠、和洋折衷のデザイン、調度品、何から何まで素晴らしく、芸術・美術品の中に入って食事をしているかのよう。100年間変わらぬ空間で食事ができる、ヨーロッパではたくさんありそうだけど、日本では貴重だよねえ。なんとも贅沢で素晴らしい夜だった。
季節野菜と魚介 ズッキーニのアビエ仕立て トマトのクーリと黒オリーブ
目にも鮮やかで見るからに美味しそう。
ワインペアリングにした。幸せぇ〜。
赤ピーマンのムースに帆立貝のタルタル
これが一番最初に出た一品。
コンソメスープ。コンソメスープが選べる時は、必ず頼む。そのお店の実力が一番よく分かる。
舌平目のポーピエットにシャンピニオンの軽い煮込み 香草風味のヴェルモットソース
フワッフワで美味しかった。
お口直しのグラニテ
牛フィレ肉のポワレにドフィノアポテトとアスパラガス サマートリュフの香り
普段はサーロイン一択なんだけどコースでフィレが出て、たまに食べるとフィレも美味しいねえ。やはり柔らかくてソースにも合う。
白桃のコンポート ヴェルヴェーヌのスープ仕立て
プチガトーとコーヒー
美術品・芸術品の中に入って食事をしているような贅沢な空間。窓の緑も一幅の絵のよう。
日本アルプスの高山植物636種が描かれた天井高6メートルの折り上げ格天井。ため息が出る美しさ。
食事している間、ずっと見つめられていた。