にし邑 <銀座> 古き良き銀座が残るとんかつの名店

歌舞伎座の裏手にある昭和レトロなとんかつ屋さん。 入店すると大将からぶっきらぼうに「何でしょう?」と聞かれ、あのぉどう考えても客でしょうよ。

「今、満席だから、そこの紙に電話番号と名前を書いて。店の前には並べないから、電話で連絡するからそしたらまた来て」と言われ、周りをぶらぶら。

電話がかかってきたので入店。大将は、手伝っている奥さんをよく叱っているし、なんだかちょっと怖いなあと思いながら料理を待つ。

これはサービスねと風呂吹き大根。あら、美味しい。ちょっとほっこり。 外国からの客も多く、みんないろいろ調べているのねえ。

 

上ロース膳を注文。1500円と銀座とは思えぬ安さにびっくり。普通のロース膳はさらに驚きの1100円。銀座でとんかつだとだいたい2000円から4000円が相場だよねえ。酒粕入りの豚汁、二段に切って分けたとんかつの脂身も美味く僕好み。

でも大将がちょっと怖いなあと思いながら会計。 帰りがけに大将が「今度来る時は事前に電話してね。一度店に来てからだと時間が無駄だから。うちに来る時は電話して。また来てくださいねえ」と優しく言われてまたびっくり。 なんか、昔の東京の下町の飲食店の雰囲気だなあ。ちょっとぶっきらぼうに思えて、実はそんなことなくて、とってもフレンドリーな感じ。まあ、銀座ってもともと下町の代表みたいな街だもんねえ。

 

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