昔の写真を見るの大好きで、この展覧会も同様のものが開かれる度に写真美術館に通っているので、今回も過去に見たことがある作品がたくさんあった。でも何度見ても飽きない。
関東大震災と第二次世界大戦で消失する前の東京の風景の美しさといったら、もう筆舌に尽くしがたい。 今回見入ってしまったのは、プロジェクターで複数枚の写真を映し出すもの。特に戦前の消失前の芝・増上寺が日光東照宮のような絢爛豪華な色と彫刻と意匠で圧倒された。これが残っていたらどんなに素晴らしかったか。 なんども見ている愛宕山からの江戸の東京の姿も圧巻。 築地や横浜の外国人居留地の景色もびっくり。ここから現在を想像するなんて無理。何一つ同じ建物が残っていない。 今日は、写真美術館の開館記念日で無料だったけど、館内に数人しかおらず、ゆっくりじっくりタイムトラベルを楽しめた!