瀬戸正人 記憶の地図  東京都写真美術館

写真美術館での展覧会二つ目は、こちら。

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瀬戸カメラマンの作品は、視点が面白い。 スマートフォンのシャッター音無しの撮影を使って、いつ撮られたかわからない自然な表情を集めたSilent Mode、日本で働く外国人の集団住宅の部屋を撮影し異国情緒あふれる不思議な空間をほぼ等身大の巨大写真で表現した作品群Living Room, Tokyo 1989-1994、台湾のビンランの実を売る小さな店「ビンラン・スタンド」を撮影した作品群Binranなどとてもユニーク。「ビンラン・スタンド」の女性たちは、まるでアンドロイドかマネキン人形のように表情や感情を殺した瞬間が撮影されており、なんとも言えない不思議な世界が映し出されていた。 強烈な世界観を投影した巨大写真に圧倒された。

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