日本一いや世界一の鮨屋「日本橋蛎殻町 すぎた」さんの予約が奇跡的に取れたのよー。今や世界一予約が取れない店なのに、大将がお客さん一人一人に挨拶されて、驕り高ぶりの微塵もないわぁ。
握りの前に出てくる料理もどれも美味しかった。最高な食材に丁寧に下拵えされ、もうこれ以上美味しくするのは無理という限界の品々。
そして、大将の握りの所作の美しさよ。なんとも言えぬリズムにのって見ていてうっとりしてしまう。ふわっとしているのに崩れぬシャリと煌びやかなネタの美しさは、それ自体がもはや生きた芸術品。食べるのが惜しいくらいだけど、食べれば口の中でさらなる驚きの世界が広がる。
大将との会話も楽しく、最高の料理に、誰もが世界一の鮨店と言うのもの頷ける。 あっという間の2時間半。もっともっとこの空間を味わいたかったなあ。次にまた奇跡が起きて、このお店を予約できる日は来るだろうか。