常滑焼 磯部輝之さんの平型急須

以前、蔵前のお茶屋さんの試飲会に行った際にそこの店主が使っていた急須が素敵だなあと思い、どこに売っているのと聞いたところ、常滑焼とのこと。でもオンラインショップでは常に売り切れで、常滑に行ったとしても売ってないんじゃないかなあという話だった。 そんなある日、銀座三越の催事で見つけて即買い。なんとも美しいフォルム、びっくりするほど薄くて軽くて、平型で急須の中で茶葉が広がりお茶の味が出やすいとのこと。

片手で注げるその使いやすさも感動的。急須でこんなに心ときめくなんて、初めてだ。

この柄、常滑焼の伝統工芸である藻掛け釉から産みだされるもの。アマモという海藻を巻き付けて焼くことでこの独特の模様が出るとのこと。海藻からの塩分もまた独特の焼き色に影響するそうだ。

日本茶の香りと注ぐ度に変わる味の濃さを楽しみながら、気分もとっても落ち着くなあ。 こちらの急須、磯部輝之さんという常滑焼の名工によるのもの。

今回は、渋目のデザインのものを買ったのだけど、印花模様のデザインの急須もあまりの美しさにため息がでちゃう。

 

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