戸定が丘歴史公園

松戸に行く用があって、帰りに松戸駅近くの戸定邸に寄ってみた。

戸定邸は、江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜の弟で、水戸藩第11代藩主であった徳川昭武が住んでいた家で現在は、公園になっている。公園内は散策自由。母屋と記念館は、有料で入場可能。両方拝見できる共通券もある。

戸定邸は、明治時代の徳川家の住まいがほぼ完全に残る唯一の建物で増築を経て、現在は9棟が廊下で結ばれ、部屋数は23に及ぶとのこと。されどすでに徳川家が権力の座から退いた後の邸宅ということで、これまでの規模の比べると著しく小さいとのこと。

それでもお庭も広いねえ。

客間との動線から外れたところの2階が女中部屋だとボランティアの方が説明してくれた。

蝙蝠を象った欄間が素敵だった。蝙蝠は福を呼ぶ生き物とされていた。

 

障子のデザインも素敵。

 

自宅にこんな素敵な空間があったら落ち着くよねえ。こんな部屋で読書とか書道とかしたい。

 

照明のデザインも素敵。

 

蔵も外に行かず母屋の廊下の途中に扉がある。

 

湯船は小さいけど、広々とした浴室。

 

高台にあり、見晴らしのいい庭も、なんとも贅沢。昭武さん、写真の造詣も深く、併設の歴史館で写真展も開催されていた。

 

門はこじんまりとしているけど、公孫樹の大木が威風堂々の風情。

 

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