古い建物が大好きで、ずっと憧れていた富士屋ホテルに宿泊してきた。泊まったのは、数々の著名人を迎えてきた花御殿。緑の中に聳える堂々たる外観も魅力的だ。
富士屋ホテルには、本館、西洋館、フォレスト・ウィングといくつか宿泊棟があり、古さから言うと明治29年築の本館ということなるのだけど、富士屋ホテル建築の集大成と名高い花御殿に泊まりたかったのよ。
花御殿の客室は、すべて花の名前が付いている。一番有名なのは、これまで多くの著名人が宿泊したヘリテージルーム菊。本当はその部屋に泊まりたかったのだけど、この日は空いてなくて、ヘリテージルーム薔薇に宿泊。鍵に表札みたいな板に木彫りの薔薇の絵。
ベッド。天井がすごく高い。
天井の端の丸みを帯びたデザイン、欄間に障子、昭和レトロな照明がたまらない。カーペットのデザインも薔薇。
テレビとソファのある間。テレビはまったく見なかったねえ。ソファの左右にぼんぼり行灯風の照明が。雛壇に座ったみたい。(笑)
レトロデザインの館内案内パンフレットがこれまた旅情をそそる。
部屋からは本館や食堂棟が眺められる。
こちらは夜の景色。
部屋には、温泉が来ているのでバスルームで温泉浴もできるけど、フォレスト・ウィングにある大浴場に行って温泉に浸かった。
100年の時を超えて独特の空気と雰囲気に包まれ、贅沢な時間を満喫した。