戦前にタイムスリップしたかのような昭和レトロ日本家屋群の路地裏にぽっかりと空いた異次元の扉。中に入ると目の前で揺らぐ薪の炎、古伊万里・有田の美しい器に視覚を、運ばれてくる料理の芳醇な香りに嗅覚を、薪の火がもたらす香ばしい食感とジューシーでふっくらとした食材の感動的かつ衝撃的な美味しさで味覚が刺激される。あまりに美味しすぎて言葉を失う。
薪で焼いた鶏肉の香りは筆舌に尽くしがたく、表面はカリッとして中身は驚くほどジューシー。
ささみのたたき。新鮮な素材だからこそ。
普通の焼き鳥屋さんでは苦手で食べられないレバーもここでは超美味しい別物になっている。苦手だった?いやむしろ進んで食べたい。薪で焼くと最高のものに昇華するのか。
マッシュルーム。削ったチーズがお口の中でとろけ、それと一緒になったふわっふわっの茸は絶品。
お椀も素敵な鶏肉シューマイ。ちょっとヨシモリのスープつくねを思い出した。
マルハツ。
大好きなせせり。もう感動的な美味しさ。ハリッサソースがまた合う!
出汁茶碗蒸し。
砂肝。うねりのある器も素敵すぎる。
薪で焼いたブロッコリーに削ったチーズ。こちらもお口でとろけまくり。
もう「美味い、美味い」しか言葉が出てこない。鶏のパテを薪で焼いたパンに塗ったもの。
手羽は骨を抜いて提供されるので、手を汚さずに食べられる。むろん、美味いに決まってる。
そして、演出上のクライマックス、薪の炭を入れて炊いた土鍋のご飯。
当然、お替りする。
デザートは、いちご。
追いデザート。この中に甘苦のキャラメル。
銀座のヨシモリ時代は黙々と炭をひっくり返しながら淡々と焼鳥を焼いていた疋田さんとここではいろいろお話もできて楽しいな。 さて次回は、4月。来月ではなく、来年のだけど・・・。 訪れた客が必ず次回を予約していくので、もう来年まで予約でいっぱい。キャンセル枠に偶然入り込むなど、奇跡が起きない限りWebサイトからの予約はほぼ困難。来年まで待てないよー。奇跡よ起きろ! でも美味しくて今夜は幸せ。ご馳走さま!