映画「羅生門」展

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七人の侍」「生きる」「用心棒」などしか知らなかった頃は、黒澤明って何がすごいんだろうって思っていたけど、「羅生門」を観た時にはひれ伏したね。冒頭のキラキラ輝く木洩れ陽の森の場面は、モノクロ映画なのにカラー映像のように目に焼きつき、芥川龍之介の「藪の中」を原作とするストーリーは、これでもかとおぞましいばかりの人間のエゴを突き付けてくる。感嘆したのは、原作「藪の中」には無いもう一人の登場人物の視点。見事な脚本、演出、俳優陣の演技に観ている間中、ずっと鳥肌が立ちっぱなしだった。 その映画の関連資料を展示する展覧会が、明日まで開催中。

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羅生門のセットのレプリカがロビーに展示されていた。シナリオや絵コンテ、海外版ポスター、黒澤直筆の手紙など貴重な資料が展示してあった。 またこの映画をスクリーンで観たいなあ。

 

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