デッド・ドント・ダイ

ジム・ジャームッシュの映画、好きなのよねえ。そして、ビル・マーレイも好きなのよねえ。トム・ウェイツも好きなのよねえ。アダム・ドライバーも「スターウォーズ」はパッとしなかったけど、それ以外の映画はみんないいねえ。

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ジム・ジャームッシュゾンビ映画、でも彼のことだから一筋縄じゃない。ゾンビがテーマというよりは、ゾンビは、世界と人類の終わりのメタファーに思えた。そして世界の最後って何気ない日常の中でふと訪れる。なんでこんなことに巻き込まれちゃったのかなあと終始浮かない表情のビル・マーレイと何故か人生を達観しているアダム・ドライバーの会話が面白い。

ホラーというよりはコメディなんだけど、やはり日本語字幕にはその面白さは翻訳しにくく、この辺が難しいところかなあ。どこかの外国からやってきたという設定のティルダ・スウィントンが警察署にやってきて、「聞きたいことがあるの」と女警官に尋ねて「Shoot」と言われて、ライフル銃をガン見する場面があるんだけど、やはり日本語ではその面白さは伝わらないよねえ。というようなところが多々あり、字幕でなく英語で台詞のやり取りを聞いていると、そこはかとなく面白くクスクスしてしまう。個人的には、好きな映画だなあ。音楽の使い方もとってもいいし、ジムの人間へ向けたシニカルなユーモアがたまらない。

今回のゾンビは、生きていた時に執着していた何かに囚われているという設定が可笑しい。

TOHOシネマズ日比谷 スクリーン3にて。