ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ザ・ウェスト

久しぶりの映画館での映画鑑賞。日本初公開時は、「ウエスタン」という邦題だった「Once Upon A Time In The West」が再公開。これは、やっぱり映画館の大スクリーンと大音響で観たい映画の筆頭だ。

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オープニング、荒涼とした平原の駅で汽車の到着を待つ3人の殺し屋。静かな空間に、風の音、風車の羽が回転で軋む音、蠅が飛ぶ音が不思議なリズムを刻む。殺し屋の顔のクローズアップ、そこへ入ってくる汽車と汽車が発車しその向こうに現れるチャールズ・ブロンソン。横長のスクリーンいっぱいに展開する構図にゾクゾクする。

女性が主人公の異色のウエスタン。クラウディア・カルディナーレ演じるそのジルが現れる場面で流れるエンニオ・モリコーネの音楽の美しさよ。僕の中で映画音楽No.1だ。 登場人物の表情のクローズアップとはっとする沈黙と静けさがものすごい緊迫感を生み、圧倒的な映像美と美しくまた印象的な音楽、西部開拓時代の銃を持った男たちに翻弄される女の生き様を軸とした物語の展開がまさに洪水のように観客を飲み込んでいく。

映画館で映画を観る醍醐味にあふれた一作。このチャンスを見逃すのは惜しい。劇場へ行こう。