光のノスタルジア

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チリのアタカマ砂漠。地球ではないまるで別の惑星のような荒涼した砂漠、そこに作られた天文台。美しい自然のドキュメンタリー映画と思いきや、その過酷な環境から軍事独裁政権時代に強制収容所が作られ、今もその犠牲となった家族の遺骨や死体を探して砂漠を掘り返す人々の姿を追う展開に。ショベルカーで掘り起こされ砕かれた骨もあれば、塩分濃度が高く乾燥しているので死体が腐らずミイラ化しているものもあり、家族の切ない姿に胸が痛くなった。