
フランシス・マクドーマンドとサム・ロックウェルの演技は、見ていて本当にイライラする。観客をそこまでイラつかせるのは、演技力の賜物だろう。「ファーゴ」以来のアカデミー主演女優賞受賞のマクドーマンドは、演じているというより、もはや登場人物そのもののよう。
ただ、どの登場人物の行動にも共感できない。広告を出すまでの主人公の気持ちはまあ分かるが、だんだんとエスカレートするその様は、お前それはないだろうと狂気を通りこして、笑ってしまうかあきれてしまう。
フランシス・マクドーマンドとサム・ロックウェルが反発しながらもラストシーンに向かう展開は好き。
共感はできないが、俳優陣の演技のぶつかり合いは、これぞ映画の醍醐味と見応えがある。栗3つ。
TOHOシネマズ日本橋 スクリーン6にて。
