栗ッピング

旅やグルメの日常をクリッピング(切り取り)

ザルツブルク音楽祭 歌曲の夕べ ブラームス「美しきマゲローネのロマンス」

7月8月は、オペラやコンサートのオフシーズン。音楽の都ウィーンでは、オペラ座ウィーン・フィルもお休みだ。その時期、逆にオンシーズンになるのが、ザルツブルクだ。訪れた時は、まさに有名なザルツブルク音楽祭の真っ最中。人気のチケットは、年初早々に売り切れてしまうほど。されど、僕が旅行を決めたのは出発の2週間前。でも、きっと当日券もあるよねえ、なんて甘い考えで劇場に行ってみる。
メイン会場のザルツブルク祝祭劇場に行き、そのショップの中にある窓口で、当日券があるか聞いてみた。お目当てのグリゴリー・ソコロフのピアノ・リサイタルは売り切れ、歌劇「ドン・ジョヴァンニ」は一番高い席420ユーロだけ残っていた。ちょっと高いなあと思い、もう一つ当日券があった「歌の夕べ」にすることにした。どんなプログラムと係の人に聞くと「ブラームスの歌曲」とのこと。うーん、馴染みがないなあ。(笑)まあ、でも劇場に入れるだけもいいかな。この時期にザルツブルクにいるんだからということで購入。劇場の場所を聞いたら、新市街とのこと。それなら宿泊しているホテルに近いからなおいいか。そっけない感じの受付の人だったけど、地図を印刷してくれ渡してくれた。

夕食を食べてから、もらった地図を持って劇場に出かける。あれ、なんか劇場ぽくない。受付の人に聞いたら、「ここじゃない、川の側、マペット劇場の近くだよ」とちょっと冷たく言われる。どうやら間違って来ている人が多くて、同じ質問にうんざりしている感じ。同じ間違いをしているちょっとフォーマルな人たちの後を付けていくけど、彼らもやっぱり迷って違うところに向かっている感じ。開演時間に間に合わなくなっちゃうとあせって、ホテル・ザッハーに飛び込みベルボーイにチケットを見せて聞いてみる、ようやく場所が分かり、そこから至近距離だったので間に合った。

 

ロビーは、フォーマルな出で立ちの人で溢れている。カジュアルな服装は、おそらく観光客。現地の人にとっては、とっても格式高い演奏会なのね。

 

今回は、雨だったので一応ジャケットは着たけどカジュアルな装いになっちゃった。シャツは、ジョルジオ・アルマーニだけどジップ・シャツだし。(笑)ジャケットは、クルチアーニの麻ジャケ、ボウタイは、トム・フォードだけどにっし君からの借り物。

 

本当は、「サウンド・オブ・ミュージック」のクライマックスの音楽祭が撮影されたフェルゼンライトシューレに入りたかったんだけど、今宵の演奏会は、Stiftung Mozarteum Salzburgの大ホール。実は、近くにMozarteumという教育施設があり、皆そこの地図を渡された模様。受付の人、適当すぎる。
まあ、無事に開演時間に間に合ったので良かった。そして、キンキラキラのゴールドの内装にうっとり。天井から下がるシャンデリアもゴージャス。

立派なパイプ・オルガン。むしろ、パイプ・オルガンの演奏が聞きたかったなあ。

 

全体的にフォーマルでしょ。やはり、ヨーロッパでの演奏会のためにタキシードが必要か。

今宵のプログラムは、ブラームスの歌曲「美しきマゲローネのロマンス」
Matthias Goerne, Baritone
Yuja Wang, Piano
Ulrich Matthes, Speaker

3人出てきて、一人はバリトン歌手、一人はピアノ奏者、じゃあ、あと一人はと思ったら朗読者。歌はとっても素晴らしかったんだけど、この朗読が全曲の始まる前に数分間ドイツ語のみで行われ、何を言っているのかさっぱり分からず、これがまあ苦痛だったなあ。でも、とっても良い記念になった。こういう豪華なホールで音楽鑑賞、それもヨーロッパで、やっぱりいいよねえ。今度は、思い切りフォーマルでお洒落して来たいなあ。

 

演奏会が終わり劇場を出てちょっと歩いたら、そこはザルツブルクの旧市街。ロマンチックな夜だよなあ。